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鉢呂 光恵展 ー遺伝子BOX-

期 間: 2003年9月26日(金)〜10月5日(日)月曜休廊
主 催: GALLERY 門馬
協 力: CAI現代芸術研究所

遺伝子BOXと名付けられた鉢呂光恵展は、その名の通り9つのBOXがギャラリー内に縦一列にならべられ一見インスタレーションのようである。しかし個々の作品(BOX)には、それぞれの表情があり連作でありながらも独立した作品として存在している。
さて、個々の作品に共通してみられるのは表現主義的なディテールである。白く塗り込められたBOXは新たに制作したものなのか、それとも古道具を作品として再製したものなのかは定かではないが、その表面には自ら加工したであろう、汚れ、傷、など物理的な処理が施され時間の痕跡や歴史をイメージさせている。それぞれのBOXの中には鉛による連続を思わせる造作が閉じこめてあり、おそらくDNAの螺旋、またはRNAへの情報伝達をイメージしたのではないだろうか。白いBOXの外包、中に存在する鉛の内包を1つにし、遺伝子情報と遺伝子外情報の差異を巧みな表現主義で製作した作品である。